こてつ健康ブログ

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未来の甲子園球児へ! 巻き肩を直せば野球肘・野球肩にならずに夢に近づける!その2

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2019年05月27日

スポーツ外傷、むちうちや交通事故による怪我にもしっかり対応の所沢市のこてつ整骨院です。
いつもブログを見ていただいてありがとうございます。

野球肘、野球肩とは?

野球をやっている人は、この言葉はよく耳にすると思います。
この野球肘、野球肩はあくまで総称であり、分類分けするといくつかの疾患に分かれます
そして、この言葉を用いるほんとどは、成長期のジュニアアスリートたちです。
簡単に言えば、骨が成熟されていない成長期に軟骨などに過度の負担がかかり、痛みや形状的な損傷、変性を出させてしまうものを
野球肘、野球肩と総じて呼ぶことが多いです。
野球肘・肩になってしまう一般的な解釈はやはり『投げ過ぎ』と指摘されることが多いです。
前回もお伝えしたので繰り返しになってしましますが、 米大リーグ機構(MLB)と米国野球連盟は18歳以下のアマチュア投手を対象にした、けが防止のためのガイドラインによれば、
球数に対する必要な休養日数の推奨事項があります。

年齢   投球数(一日の上限)         必要な休養日数
0日間     1日間     2日間     3日間     4日間      5日間
7~8     50球  1~20球   21~35球     36~50球       -      -         -

9~10   75球     1~20球    21~35球    36~50球    51~65球    66球以上      -

11~12    85球      1~20球    21~35球    36~50球    51~65球    66球以上      -

13~14    95球      1~20球    21~35球    36~50球    51~65球    66球以上      -

15~16       95球      1~30球    21~45球    36~60球    51~75球    76球以上      -

17~18     105球    1~30球    21~45球    36~60球    51~75球    81球以上      -

19~22    120球     1~30球    21~45球    36~60球    51~75球    81~105球    106球以上
(出典:pitchsmartよりhttp://m.mlb.com/pitchsmart/pitching-guidelines/)

アメリカでは広くこの考えが認識されて、このガイドラインに沿ってゲームが進行されています。
ただ、野球が盛んな日本にも関わらず、この知識を知らないもしくは知っていても実践していない野球環境である現状は、私も多く見てきました。
試合数、大会数、選手層などなど…
各チーム理由はさまざまですが、選手がケガをしてからでは遅いし、選手によっては野球を諦めてしまうこともあります。
私も野球肘・肩の大部分は、この『投げ過ぎ』が原因だと思いますし、ケガをして治療に来る選手のほとんどが、このガイドラインは守られていません。
ですが、これはあくまでもガイドラインです。
選手のコンディションや身体能力・機能が充実していなければ、いくらガイドラインを守ったとしてもケガのリスクは付きまといます。
実際に、そんなに投球をしていなくても、肘や肩の痛みを訴える選手は少なくありません。
何故なのか?
とケガした選手達を診ていくうちに、ある共通点が出てきました。
それが『巻き肩』だったのです。

未来の甲子園球児へ! 巻き肩を直せば野球肘・野球肩にならずに夢に近づける!その1

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2019年05月24日

スポーツ外傷、むちうちや交通事故による怪我にもしっかり対応の所沢市のこてつ整骨院です。
いつもブログを見ていただいてありがとうございます。

前回少年野球ネタを書いたので続きのような補足のような内容で未来の甲子園球児に夢を与えられるよう、今回はこのようなタイトルで記事を書こうと思いました。
ぜひ、読んで頂ければと思います。

野球を楽しむ子供を守るために

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2019年05月20日

スポーツ外傷、むちうちや交通事故による怪我にもしっかり対応の所沢市のこてつ整骨院です。
いつもブログを見ていただいてありがとうございます。

先日、患者様からのご相談で、お子様が少年野球時代にずっと肘が痛いと言っていてその後、中学の部活中、激痛が走り投げられなくなった。
そして病院に行ったらお医者様から子供を思うなら野球をやめさせなさい!と言われたと。そしてなぜ少年野球時代から普段はそんなに痛がらないのに野球に行くと痛がっていたのか・・・と。
また、先日のネットニュースでも少年野球の問題というのが取り上げられていたので今回は野球を身体を痛めず長く楽しむためのお話です。
痛みの原因の1つとされるのは、やはり練習量や試合数増加によるオーバーユースです。
なので、今回は野球肘に関しての発生状況と投球数について、お話ししたいと思います。

まず、野球肘の発生状況ってどのくらいだか、ご存知でしょうか?
ある文献によるとこのような調査結果が出ました。

小学6年生24名を対象に医師・理学療法士などが野球肘の調査を行った結果、次のような結果が出ました。
今現在、投球側の腕(肘や肩など)の障害が認められた投手 5名
昔に、投球側の腕(肘や肩など)の障害を発症したことのある投手 6名
全く障害が認められなかった投手 13名

現在進行形、過去のケガを含めると、約45%もの選手が障害を認められた結果となりました。
そして、その投手達から1試合当たりの投球数も調査したところこのような結果になりました。
1試合最大投球数:137球
1試合最少投球数:70球
平均投球数:97.2球

では、ここでMLB(メジャーリーグベースボール)が定めている投球数のガイドラインをご紹介します。

7~8歳:1日の上限投球数→50球

9~10歳:1日の上限投球数→75球

11~12歳:1日の上限投球数→85球

13~14歳:1日の上限投球数→95球

15~16歳:1日の上限投球数→95球

17~18歳:1日の上限投球数→105球

かなり投球数に違いがありますね。

これはあくまで、ガイドラインであって選手の身体能力や筋力、柔軟性などによってもかわりますので、全くこの通りに行う必要はないとは思います。
ですがMLBでは将来活躍してくれる可能性のある子供を故障で芽を摘まない為、このようなガイドラインを推奨しています。
球数制限だけをしていれば、完全に投球障害を予防できるわけではありませんが、子供たちを指導する上での1つの目安、参考にしていただけると嬉しいです。
ぜひ、大人も子供もこのようなガイドラインがあることと、投球障害の発生状況の例を知っていてほしいと思います。

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