野球を楽しむ子供を守るために

スポーツ外傷、むちうちや交通事故による怪我にもしっかり対応の所沢市のこてつ整骨院です。
いつもブログを見ていただいてありがとうございます。

先日、患者様からのご相談で、お子様が少年野球時代にずっと肘が痛いと言っていてその後、中学の部活中、激痛が走り投げられなくなった。
そして病院に行ったらお医者様から子供を思うなら野球をやめさせなさい!と言われたと。そしてなぜ少年野球時代から普段はそんなに痛がらないのに野球に行くと痛がっていたのか・・・と。
また、先日のネットニュースでも少年野球の問題というのが取り上げられていたので今回は野球を身体を痛めず長く楽しむためのお話です。
痛みの原因の1つとされるのは、やはり練習量や試合数増加によるオーバーユースです。
なので、今回は野球肘に関しての発生状況と投球数について、お話ししたいと思います。

まず、野球肘の発生状況ってどのくらいだか、ご存知でしょうか?
ある文献によるとこのような調査結果が出ました。

小学6年生24名を対象に医師・理学療法士などが野球肘の調査を行った結果、次のような結果が出ました。
今現在、投球側の腕(肘や肩など)の障害が認められた投手 5名
昔に、投球側の腕(肘や肩など)の障害を発症したことのある投手 6名
全く障害が認められなかった投手 13名

現在進行形、過去のケガを含めると、約45%もの選手が障害を認められた結果となりました。
そして、その投手達から1試合当たりの投球数も調査したところこのような結果になりました。
1試合最大投球数:137球
1試合最少投球数:70球
平均投球数:97.2球

では、ここでMLB(メジャーリーグベースボール)が定めている投球数のガイドラインをご紹介します。

7~8歳:1日の上限投球数→50球

9~10歳:1日の上限投球数→75球

11~12歳:1日の上限投球数→85球

13~14歳:1日の上限投球数→95球

15~16歳:1日の上限投球数→95球

17~18歳:1日の上限投球数→105球

かなり投球数に違いがありますね。

これはあくまで、ガイドラインであって選手の身体能力や筋力、柔軟性などによってもかわりますので、全くこの通りに行う必要はないとは思います。
ですがMLBでは将来活躍してくれる可能性のある子供を故障で芽を摘まない為、このようなガイドラインを推奨しています。
球数制限だけをしていれば、完全に投球障害を予防できるわけではありませんが、子供たちを指導する上での1つの目安、参考にしていただけると嬉しいです。
ぜひ、大人も子供もこのようなガイドラインがあることと、投球障害の発生状況の例を知っていてほしいと思います。

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