寒さでめまいが起こる、それは自律神経の問題かも。寒さによるめまいの対処法は?

冬の寒い朝、急にめまいを感じたことはありませんか?

実は、寒さによるめまいと自律神経には深い関係があります。

気温が下がると体は体温を維持するために自律神経をフル活動させますが、この過剰な働きが自律神経のバランスを崩し、めまいを引き起こす原因となるのです。

今回は寒さとめまいのメカニズムから具体的な対処法、そして医療機関で改善しないめまいの根本改善まで、医学的根拠に基づいた情報を詳しく解説します。

目次

なぜ寒さでめまいが起こるのか?自律神経との関係

自律神経と体温調節のメカニズム

自律神経は、交感神経と副交感神経の2つから成り立ち、呼吸、心拍、体温調節、消化など、私たちの生命活動を無意識にコントロールしています。

寒い環境では、体は体温を保つために交感神経を活発に働かせ、血管を収縮させて熱を体内に閉じ込めようとします。

一方、暖かい室内では血管を拡張させて熱を放出します。

この切り替えが1日に何度も繰り返されると、自律神経は過剰にエネルギーを消費し、バランスを崩してしまうのです。

寒暖差疲労とめまいの発生

気温差が7℃以上ある日には特に注意が必要です。

朝晩の冷え込みと日中の暖かさ、あるいは暖房の効いた室内と寒い屋外を行き来することで、自律神経は休む間もなく働き続けます。

この状態を「寒暖差疲労」と呼び、めまい、頭痛、肩こり、倦怠感、不眠など様々な症状を引き起こします。

実際に、寒い季節や季節の変わり目にめまいを訴える患者さんが増えることが医療現場でも報告されています。

また体温が35.5℃以下になると、めまいや耳鳴りが起こりやすくなるとの指摘もあります。

寒さによるめまいの具体的な対処法

(1) 体を温める

首・肩・耳を重点的に温める

首には重要な自律神経が集中しており、耳の周りにも自律神経が多く存在します。

これらの部位を温めることで、自律神経のバランスを整える効果が期待できます。

  • 38〜41度のぬるめのお湯に首までゆっくり浸かる
  • 首にスカーフやマフラーを巻く
  • 耳を優しく揉んだり、温めたタオルで耳を覆う
  • 使い捨てカイロや温熱パッドで首・肩を温める

足元の冷えを防ぐ

下半身が冷えると全身の血流が悪化します。厚手の靴下や靴用インソールを活用し、足元をしっかり保温しましょう。

温かい飲み物を摂る

冷たい飲み物は内臓を冷やし、自律神経のバランスを崩す原因になります。

常温または温かい飲み物を選び、体の内側から温めることを心がけましょう。

(2) 室温を一定に保つ

世界保健機関(WHO)は、冬季の健康を守る室温として全室18℃以上を強く推奨しています。

エアコンで快適な温度を維持し、寒暖差を最小限に抑えることが、自律神経への負担を減らす鍵となります。

(3) 耳のマッサージを行う

くるくる耳マッサージの方法

  1. 両耳を軽くつまみ、前後にゆっくり回す
  2. 耳全体を上下左右に優しく引っ張る
  3. 耳たぶを揉みほぐす

このマッサージは、耳周辺のツボを刺激し、自律神経の中枢である視床下部に働きかけます。気圧変化の影響を受けやすい方にも効果的です。

(4) 規則正しい生活リズムを維持

睡眠

  • 7時間程度の睡眠を確保
  • 23時から朝6時の間は就寝
  • 朝起きたら太陽の光を浴びる

食事

  • 1日3食、栄養バランスの取れた食事
  • 体を温める食材(生姜、根菜類、発酵食品など)を積極的に摂る

運動

  • 15〜30分程度のウォーキングやストレッチ
  • 筋肉量を増やすことで体温調節機能が向上

規則正しい生活は、自律神経のバランスを整える最も基本的で効果的な方法です。

(5) ストレッチで血流を改善

首・肩のストレッチ

  1. 両手を後頭部に添えて、顔をゆっくりうつむける(首の後ろを伸ばす)
  2. ゆっくりと上を向いて、首の前を伸ばす
  3. 左右にゆっくり首を倒して、首の横を伸ばす

筋肉の緊張がほぐれると副交感神経が優位になり、自律神経のバランスが整いやすくなります。

冬バテ・寒暖差疲労に要注意

冬バテとは

冬に起こる様々な不調を総称して「冬バテ」と呼びます。症状には以下のようなものがあります。

  • めまい
  • 頭痛・肩こり
  • 倦怠感・疲労感
  • 不眠
  • 食欲不振
  • 便秘・下痢
  • イライラ・気分の落ち込み
  • 冷え・むくみ

寒暖差疲労セルフチェック

以下の項目に該当する数が多いほど、寒暖差疲労の可能性が高くなります。

□ 温度差が強いと、頭痛や肩こり、めまいが出る
□ 季節の変わり目に体調を崩しやすい
□ 手足が冷えやすい
□ 疲れやすく、だるさを感じる
□ 不眠や寝つきの悪さがある
□ 運動不足である
□ 生活リズムが不規則
□ ストレスを感じやすい

1〜3個:軽症、4〜6個:中症、7個以上:重症の目安です。該当数が多い場合は、早めの対策が必要です。

爆弾低気圧にも注意

冬は爆弾低気圧による急速な気圧低下が発生しやすい季節です。

気圧の変化は内耳に影響を与え、自律神経を乱します。

気圧変化に敏感な方は、低気圧が接近する前に耳マッサージを行うなど、予防的なケアが効果的です。

こんな場合は医療機関への受診を

以下のような症状がある場合は、速やかに医療機関(内科、耳鼻科、脳神経外科)を受診してください。

  • 激しいめまいが続く
  • めまいと共に激しい頭痛がある
  • 吐き気や嘔吐を伴う
  • 聴力の低下や耳鳴りがある
  • 手足のしびれや麻痺がある
  • 言葉が出にくい、ろれつが回らない
  • 意識が遠のく感じがする

これらは重大な病気のサインである可能性があるため、自己判断せず専門医の診察を受けることが重要です。

医療機関で良くならないめまいには「こてつ整骨院の根本整体」がおススメ

病院でも改善しないめまいの理由

病院でめまいの治療を受けても改善しない、という方は少なくありません。

なぜなら、多くのめまいは耳や脳そのものの器質的な問題ではなく、体全体のバランスの崩れ、特に背骨の歪みや自律神経の乱れが根本原因となっているからです。

薬や一時的な処置では症状を抑えることはできても、根本原因が残っていれば再発を繰り返してしまいます。

こてつ整骨院の根本整体とは

新所沢駅徒歩2分にある「こてつ整骨院」は、重症症状専門の整骨院として、病院や治療院で改善しない痛み・しびれ・不定愁訴を根本から改善する施術を提供しています。

根本整体(DRT整体)の特徴

  1. 痛くない・ボキボキしない安全な施術
    身体に負荷をかけない優しいアプローチで、お子様からご高齢の方まで安心して受けられます。
  2. 背骨の歪みを整えて自律神経を正常化
    背骨には神経、血管、脳脊髄液が通っています。背骨の歪みを整えることで、これらの流れがスムーズになり、自律神経のバランスが回復します。
  3. 8万以上の重症・慢性症状施術実績
    院長の梅田俊裕は、柔道整復師の国家資格を持ち、病院での修行経験もある熟練の施術家です。 自身も坐骨神経痛で苦しんだ経験から、「改善しない症状で悩む人を1人でも多く助ける」ことを使命としています。
  4. 原因を正確に把握する徹底したカウンセリング
    時間をかけたカウンセリングと身体検査により、症状の本当の原因を見極めます。正しい原因がわかるから、最適なアプローチができるのです。
  5. 再発しない身体づくりまでサポート
    その場限りの改善ではなく、再発しない身体を作ることを目標としています。姿勢指導や運動指導も含め、トータルでサポートします。

まとめ

寒さ・自律神経・めまいの関係について、本記事でお伝えした重要なポイントをまとめます。

寒い環境では、体温を維持するために自律神経が過剰に働き、そのバランスが崩れることでめまいが発生します。

特に気温差が7℃以上ある日や、暖房の効いた室内と寒い屋外を行き来する場面では「寒暖差疲労」に注意が必要です。

対処法としては、首・肩・耳を温める、室温を一定に保つ、耳マッサージを行う、規則正しい生活を心がける、適度な運動とストレッチを行うことが効果的です。体を内側からも外側からも温め、自律神経に優しい環境を整えることが大切です。

ただし、激しいめまいや他の症状を伴う場合は、重大な病気の可能性もあるため、速やかに医療機関を受診してください。

そして、病院や治療院で改善しないめまいにお悩みの方は、新所沢駅の「こてつ整骨院の根本整体」がおススメです。

背骨の歪みを整えて自律神経のバランスを回復させる根本整体により、再発しない身体づくりをサポートします。

寒い季節のめまいを放置せず、適切な対処と必要に応じた専門家のサポートを受けることで、快適な冬を過ごしましょう。あなたのめまいも必ず改善します。

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